日々のできごと
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元日にお見舞い
2012年01月14日 (土) | 編集 |
元日に義母のお見舞いに行きました。
入院先が連れの実家から三駅手前にあるので
病院で義兄と合流して車で実家へ向かうという手筈。

駅からすぐ近くにあるリハビリ病院。
面会時間は11時からでまだ少し早いくらいなのに
受付の名簿にはすでに何人かの名前がある。

部屋に入ろうとすると
入口の近くにいる患者さんが暴れていてビックリ。
その女性は椅子に座っていて前にはテーブルが置いてある。
介護士さんがテーブルにカバーをかけようとするために
近付くと、手足を振り回して妨害し
結果的に顔をひっぱたいてしまった。

「病気だから暴れるようになっちゃったんだよね
〇〇さん、いつもは静かな人なのに」
若い女性の介護士の方がこんなふうに言っていた。
入口であっけにとられている私たちに聞こえるように
(あるいは自分に言い聞かせるように)
頭をテーブルに打ち付けたりするので
万が一のためにカバーをつけようとしているらしいです。

…家族はどんな気持ちでいるんだろう。
きっとせつなくてやりきれなくて複雑な感情が
渦巻いているのではないかな。
つらいだろうな。

義母はそのとなりで何事もなかったかのように
われ関せずと算数ドリルをやっていました。
そんな様子を見ると壊れてしまった脳組織のことを
考えてしまいます。

でも、顔を見せるとにっこりする。
顔つやはいいし、表情は穏やか。
それだけでいいのかな。

義兄がきて、来てからほんの何分かしかたってないのに
「じゃあ、おふくろは昼飯だから行こうか」
・・・にーちゃん、帰るの早すぎじゃないかい?

兄嫁のNさんに義母の様子をいろいろと聞く。
あんなに病院を嫌がって家にいたいと言っていたのに
「帰りたい」という言葉は一度も出ないそうです。

病室ではいつも廊下を気にしていて
何かにつけては「すいませーん」と手を挙げて声をかけ
介護士さんを呼び止めてそばに来てもらっているらしい。
また介護士さんもそれを無下にはせずに
かすれた声でしか言葉を出せない義母の話を聞いてあげたり
忙しいときには、ごめんなさいね今は手が離せないのと
やさしく言ってくださっているということです。
ありがたいことです。

義母は几帳面な性格で午後にはリハビリがあるということを
きちんと理解しているらしく年始年末でリハビリがないと
「ないね~」「こないね~」とずっと言っていたそうです。
心待ちにしているみたい。

リハビリでほめられると
とても嬉しそうな顔をするらしい。
そうだよね。
ほめられるとうれしいよね、お義母さん。

義母の連れ合いは亭主関白でおこるばかりだった。
(義父は昭和ひとけた生まれの気の荒い漁師さん)
こどもふたりは気の利かない男の子。
ずっとそんなふうに過ごしてきたから
兄嫁さんや私が少しばかりほめても
まっすぐ受け入れてもらえない感じだった。

でも今は病院で世話してくださる方たちに褒められると
子どものように嬉しそうな顔をするそうです。

病院での義母の様子を見ていて
家に連れて帰ってひとりで留守番させるより
周りに人がいるところにいるほうがいいのではないかと
兄夫婦は思い始めています。
今の義母はとても楽しそうに見えるから。

下の世話は避けられない状況で
世話をする家族のストレスは予想できる。
それは結局おばあちゃんに悪影響が出るわけで。

金銭的に折り合いがつきそうな施設を
探してみる方向で進みそうです。

あんなにデイサービスに行くのを渋っていたけれど
本当は少しは楽しかったのかなと
病院での義母の様子を見ていて思います。
妙なプライドやこだわりがなくなった今のほうが
素直な気持ちが表に出ているのでしょうね。

ひとの心はやっぱり難しいなと改めて思います。

* * *

義母は長男である義兄を頼りにしていて
いつもたてていた。
でも彼はこちらの言っていることが
わかっているのかわかっていないのか、よくわからない義母に
声をかけられるタイプではなく
病室でも所在なさげに座っているだけのことが多い。
(男性によくあるタイプ)
先日、そんな風に義兄が座っていると
「すいませーん」と義母が介護士さんを呼び止めて
この人帰りますので自分はベッドに入りたいと
言われてしまったそうです。
帰ると言ったわけでもそういうそぶりを見せたわけでもないのに。

…悪いけどちょっと笑ってしまった。
兄嫁のNさんや次男であるウチのだんな
(反応がわからなくてもいろいろと声をかける人)には
そういうことは一度もないそうです。

あんなに大事にしていた長男より
あんなに悪く言っていたお嫁さんのほうが
いいんだわね。
いままでも生活レベルでいろいろとよくしてくれたのは
Nさんのほうだったのに、フィルターがかかって
そうは思えなかったのだとわかっていても
もっと早く、感謝してもよかったのになどと
思ってしまいます。


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